○ドイツとのかかわり
私は受験勉強に価値を認めず、というより、受験勉強が苦手で大学受験をしないで大学へ入学できる高等学校に入学した。
その高等学校はドイツ語、フランス語、もしくはロシア語の受講が必須であった。
私はドイツ語を受講したがドイツ語の教員に坂崎乙郎先生がおられた。
まだ外国留学など困難な時代にドイツ、スイスへ留学され、帰国されたばかりであった。
ドイツ語の授業の傍らご自身の専門のバウハウスのこと、画家パウル・クレーの事などを話された。
この雑談のようなお話は大変新鮮に感じた。当時ひそかに自分もドイツに留学したいと言う事を胸に誓った。
そして夢がかない1971~1973年ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得てベルリン工科大学
ヘルマン・リーチェル研究所へ客員研究員として留学することが出来た。
ドイツでは多くの友人を得、家族ぐるみでお付き合いしている人も多い。
建築設備分野の日独友好に貢献したとして、ドイツ技術者協会(VDI)建築設備部会
からヘルマン・リーチェル栄誉メダルを授かったのも忘れ難い事であった。
またベルリンで開催されたアジア・太平洋ゼミナールで2011年と2013年に
建築の省エネルギー問題に関し招待講演をさせて頂いた事も嬉しい事であった。
日独修交150年を記念し、2012年4月6日に東京赤坂のドイツ文化会館で日独修好150周年を記念して講演会が催された。
「ブルーノ・タウトの作品と生涯」というテーマで講演をさせて頂いたのも有り難い事であった。
2015年10月2日にかって留学をしていたベルリン工科大学ヘルマン・リーチェル研究所の創立130年の祝賀行事があった。
有難いことに主任教授のProf. Martin Kriegelから招待を受け、かつ講演をさせていただいた。
この講演はベルリン工科大学のChristian Thomsen 学長もお聞きくださり光栄であった。
2022年5月12日に高崎市の少林山達磨寺でDr. von Goetze 駐日ドイツ大使ご夫妻に高崎滞在中のブルーノ・タウトについてお話をした。
2022年10月14日にDr. von Goetze駐日ドイツ大使ご夫妻を熱海の日向別邸などにご案内した。
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